おはようございます。
119番通報をしてから、救急車が到着するまでの時間ってどれくらいか知っていますか?
第2の人生を、不安や心配事をなくして「安心」「安全」で「満足」できる毎日を送りたい。
そんな思いの方へ、片付け、生前整理、防災を中心に、すぐに活かせる学びをお伝えしています。
生前整理と防災の知識で安心・安全な未来を叶える
シニアの安心・安全アドバイザー 馬野邦枝(うまのくにえ)です。
保有資格
- 生前整理アドバイザー認定指導員
- 防災共育管理士認定講師
- 整理収納アドバイザー
先週末、普通救命講習会に行ってきました。
今まで何度か職場で参加したことはあったのですが、今回は近くの天理消防署でみっちり3時間。
しっかり学んできました。
119番通報から救急車到着まで平均8分
平均で8分、その時の状況によってはもっと時間がかかるということです。
突然、心臓や呼吸が止まってしまったら・・・
こんな時、救急車到着までの時間に、いかに早く心肺蘇生をするかによって、命が救われるのはもちろん、その後の社会復帰の程度や期間が大きく変わってきます。
そばに居合わせた人が心肺蘇生をすることが最も大切です。
AED(自動体外式除細動器)
駅やコンビニ、空港、ホール、デパート、公共施設、民間企業など最近いろいろな場所で設置されているのを見かけます。
決まった形でなく、メーカーによってデザインは異なりますが、いずれも目立つデザインで大きくAEDと書かれています。
中には小型の機械がオレンジのケースに入って設置されています。
扉に鍵などはなく、自由に持ち出すことができます。
ただし、盗難防止のブザーが鳴ることが多いので、びっくりしないで、持ち出しましょう。
AEDは心臓に不具合が生じ、心臓がブルブルと細かくふるえる「心室細動」が原因で心臓が止まる原因になります。
そのふるえを電気ショックにより取り除く(除細動)が重要です。
実は私、講習を受けるまで、除細動を助細動と思いこんでいて、電気ショックで心臓を動かすための機械と思っていました💦 耳だけで、思い込むのはダメですね。全く正反対に思っていました。
AEDはケースを開けて電源を入れると、使い方を音声メッセージで指示してくれます。
メッセージの指示通りにすると、簡単に使えます。
使ったことのない人でも落ち着いてメッセージの通りにすれば間違いなく使えます。
AEDは救急隊員に引き継ぐまで電源を入れたままで、装着したままにしておくそうです。
どこにAEDが設置してあるかを検索できるサイトがあります。
「日本救急医療財団全国AEDマップ」
https://www.qqzaidanmap.jp/
胸骨圧迫
心臓マッサージと言われている心肺蘇生法です。
心停止になると、脳に血液がいきません。そのため、胸骨を圧迫することにより全身に血液を送ります。
正しい胸骨圧迫はいくつかのポイントがありますが、実際にやってみた感想は、とにかく大変。
2分も続けると、力が弱くなって、効果的に圧迫できなくなります。
講習では
- 救急車を呼ぶ人
- AEDを探しに行く人
- 持ち物を確認して身元がわかるものを探す人
- 救急車を誘導する人
と役割分担をしつつ、みんなで8分間胸骨圧迫を繰り返します。
その時の8分は倍くらいの時間に感じました。
実際には、救急車が到着して、救急隊員に引き継ぐまで胸骨圧迫を止めることなく続けることが必要だそうです。
交代時にも、リズムを合わせて途切れないようにとのことでした。
人工呼吸
人工呼吸はコロナ禍なので、説明だけでした。
実際の現場では人工呼吸より胸骨圧迫を優先してするようにとのことでした。
救命の知識がなくてもできること
- 救急車を呼ぶ
- 近くに来た救急車を現場に誘導する
- AEDを探して持ってくる
- 周りの人だかりを整理する
- 傷病者の衣服が乱れていたりしたときは、上着などで目隠しをしたり、人垣で目隠しをする(特に女性の場合)
- 荷物などから、連絡先を探す(後でトラブルにならないように複数人でするほうが良い)
など、いろいろとできることはあります。
1人2人だと、手が足りません。
そんな場面に遭遇したら、ぜひ声をかけて、自分にできることを協力してもらえたら、より助かる命が増えると思います。
まとめ
- 救急車を呼ぶ
- AEDを探してくる(状況による)
- 呼吸が止まっていれば、胸骨圧迫を救急隊員に引き継ぐまでし続ける
- 救命の知識がなくても、自分にできることをする
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