おはようございます。
年賀状の季節です。
準備はしていますか?
先日、勉強会でおすすめの本があったので読みました。
第2の人生を、不安や心配事をなくして「安心」「安全」で「満足」できる毎日を送りたい。
そんな思いの方へ、片付け、生前整理、防災を中心に、すぐに活かせる学びをお伝えしています。
生前整理と防災の知識で安心・安全な未来を叶える
シニアの安心・安全アドバイザー 馬野邦枝(うまのくにえ)です。
保有資格
- 生前整理アドバイザー認定指導員
- 防災共育管理士認定講師
- 整理収納アドバイザー
そもそも
年賀状とは?
年の初めにお世話になった人や親戚を回り、「新しい年もよろしくお願いします。」のあいさつ回りの「年始回り」が遠方でいけない場合に、手紙であいさつしたのが年賀状の始まりと言われています。
それが、ネットの普及によりSNSで簡単に相手に届けられることから、若者から「年賀状もメールでいいんじゃね!」となり、年賀状を出す人が減少しています。
また、個人情報の観点から、どこでも名簿が作られなくなっています。なので、年賀状を出そうとすれば、個々に住所を聞かなくてはなりません。
うっかり忘れたり、そもそも聞くのが面倒に感じたりすると、もう、年賀状を出そうとは思わなくなります。
シニア世代でも、メールを使うようになり、だんだん年賀状の準備をするのが億劫になるのも時代の流れでしょう。
終活ブーム
人生100年時代と言われるようになり、著名人が次々と「終活を始めている。」「終活をしました。」と発信し断捨離、終活がブームになりました。
そこで、身軽になるために、面倒なことは止めていこうということで、年賀状を卒業するシニア世代が増えてきました。
年賀状をやめるメリット
何といっても、準備の時間とお金が節約できます。
年賀状を儀礼的なものととらえていると、ストレスもたまります。
それがなくなるのは、心も軽くスッキリします。
年賀状をやめるデメリット
第一に、寂しくなります。
年に1度だけのやり取りにしても、相手の様子がわかり、昔を懐かしむきっかけがなくなるのは何とも寂しく感じることでしょう。
高齢になると、年賀状が唯一の生存確認であったりします。
年末に送られてくる喪中はがきに驚いたり、悲しんだり、寂しい思いをすることはありますが、ほんの一瞬でも相手を思い、ご冥福を祈ることができました。
でも、年賀状のやり取りがなくなって数年もたってしまうと、残された家族は、よっぽどのことがなければ、喪中はがきを出しません。
そうなれば、いったい、生きているのかどうなのかさえわからなくなります。
また、同時に自分の存在も忘れられていくことになります。
高齢になれば行動範囲が狭くなり、交友関係も狭くはなっても広くなることはまあ、ないと言っていいでしょう。
その中で、年賀状を止めてみてから、後悔する人が案外多いというのもうなづけます。
余談になりますが、実際、うちでも、先輩の方から、「今年で年賀状を終わりにします。」と書き添えてあったのに、翌年も届いたり、何年も開いてまた届いたり(認知症?)
うちだけ終わりで、ほかの人には出していたり(気ぃ悪い!←大阪弁です)
と、いろいろあります。
止めてはみたものの・・・・という複雑な思いがあるのかもしれません。
シニア世代のこれからの年賀状
私が考えるシニア世代のこれからの年賀状は
- 1度に全部やめない。
- 儀礼的な年賀状は、退職したとき、70歳になった時などキリのいいところで止める。
- 止める時には、手書きで一言添えて、今までのお付き合いのお礼を言う。
- 年賀状は止めても、メールや携帯番号などを書き添えて、これからも連絡がつくようにしておく。
- 年賀状に換えて季節の便りを気の向くままに出す。
こうして、自分に合ったお付き合いの仕方を考えるのがいいと思います。
生前整理では、大切な人を考え、リストアップしていくワークがあります。
これこそ、年賀状を考えるのに良いきっかけになります。
家具や物を手放すのと違い、年賀状は心の整理でもあります。
自分にとって、最後までつながっていたい人は誰なのか?大切にしたい人は誰なのか?をじっくり考える。
ブームだからと、すべてをやめるのではなく、少しずつ減らす、やっぱり復活すると自由に考えると自分らしい年賀状の取り入れ方が見つかるはずです。
まとめ
- メリット:時間とお金の節約、ストレスがない
- デメリット:寂しい、生死が不明になる
- メール、電話、季節のあいさつなど年賀状以外のやり取りをする
- 自分がこれからどうしたいのかを自由に考える
この本は終活となっていますが生前整理の考え方に近いと思います。(ただし、生前整理の言葉は使われていません。)
生前整理の言葉がもっと一般的になりますように。
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