おはようございます。
お盆にお墓参りは行かれましたか?
実家のお墓のすぐ近くのお墓にもう、何年も 気になる看板が掛けられています。
命を守る・想いをつなぐ
生前整理と防災の知識で安心・安全な未来を叶える
馬野邦枝(うまのくにえ)です。
保有資格
- 生前整理アドバイザー認定指導員
- 生前整理スクラップブッキング認定指導員
- 生前整理診断士
- 防災共育管理士認定講師
- 整理収納アドバイザー
- 方眼ノートトレーナー
そのお墓の看板には
「墓地の管理事務所までご連絡ください」と・・・
その看板、実はもう数年、かけられたままです。
多分、お墓の関係者に連絡が取れなくなってしまったものと思われます。
もし、そのまま連絡がなければ、無縁仏として、撤去されるのではないかと思うのですが・・・
(本文とは関係ありません)
今の自分たちの先祖からのお墓、30年後は誰が守るのか?
決まっていますか?
お墓の継承者は決まっていますか?
私は現在60歳。
30年後には90歳。さて、生きているかどうか?
生きていても、元気でお墓参りができるのか?認知症などになっていないか?
旦那さんは7歳年上。97歳!う~ん
となると、私たちの代ではお墓を守ることができない可能性のほうが大きい!
息子がいるのですが、30年後は、息子たちも全員60歳代。
息子たちは転勤の可能性もあります。
また、次男、三男はまだ独身で、将来、結婚したとして?どこに住むのか?
幸い三男は、転勤があっても、近くにいるとは思うのですが、それも確実ではないし・・・
となると、30年後には孫がお墓を守ってくれるのか?
孫たちは30歳代になっていますが、それこそどんな職業についているか?
どこに住んでいるかなんて全く予想がつきません。
となると、息子が複数いたり、孫が男の子で複数いても、全くお墓についてはアテになりません。
継承者が決まっていても、どこに住んでいるか?
これからの時代、日本に住んでいるとは限りません。
海外にいるか?移住して、離島や田舎に住んでいるかもしれません。
そうなれば遠くのお墓を守っていくことは困難になります。
幸い、うちは自治体の第3セクターが管理している霊園なので、お掃除は行き届いています。
なので、お墓が荒れることはないのですが、それでも、連絡がつかなくなり、管理費が支払われないと、無縁仏として撤去されてしまいます。
これからの時代、お墓を守っていくのは大変なことになります。
墓じまいをする・移転する
そうなると思いつくのは、お墓の継承者の近くにお墓を移転することが考えられます。
あるおうちでは、遠くの実家とお墓を長男が守っており、年に1~2回、空き家に帰省して、家とお墓の手入れをしていたのですが、その長男がなくなった時に、親戚一同話し合って、実家を売却し、お墓を移転し、親戚たちが住む近くのビル式の納骨堂に持ってきたそうです。
納骨堂は、冷暖房が効き、天気に左右されることなくお参りができると親戚中、満足しているそうです。
これは非常にうまくいった例で、親戚がみんな同じ地方に住んでいるとは限りません。
その時には、どこに移転するのか?
また、親戚全員が、お墓の移転に賛成してくれるのかどうか?
といったことが起こります。
また、全く墓じまいをする方法もあります。
お骨をすべて、お寺などに預けてしまって、お墓を片付けてしまうことです。
ただし、お墓の移転も墓じまいも、かなりの費用が掛かります。
また、お寺によっては、工事などの費用とは別にお布施といった形で、高額の請求をされることもあると聞きます。
また、今は、樹木葬や海洋散骨などの選択肢もあります。
墓じまいをして、樹木葬にしたり、海洋散骨にして供養するのもいいのかもしれません。
遺族がどうするかを決めるのは大変
遺された家族が、
- お墓をどうするか、
- かかわりのある全員が満足のいく方法、
- 費用の負担など、
を決めるのは、なかなか一筋縄ではいきません。
うまく収まる方法
そんな時に、全員が納得する方法があります。
それは、墓じまいや移転を「故人の堅い意思です」と言えるように、書いたものを遺してもらうこと。
そうすれば、文句を言えなくなります。
ただし、その場合の費用もきちんと残しておいてくださいね。
そうして、お墓を将来どうするのかを、しっかり考えておかないと、遺された家族の関係がおかしなことになってしまう恐れがあります。
うちの子どもたちは仲がいいから!
息子がいるから!
孫がいるから!
は、時代の変化でどうなるかわかりません。
ぜひ、機会を見つけて、ご家族で話し合ってみてください。
これも大事な生前整理です。
生前整理の講座は9月3日(土)です。
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