片づけ・生前整理・防災で、これからの人生と暮らしを整える。
自分らしく生き、家族と支え合う暮らしを応援しています。
「人生最期はドヤ顔で!」を実践中の、
ライフサポートコンサルタント 馬野邦枝です。

先週、今週は講座に準備、事務仕事にチラシづくりと、まさにフル回転の毎日。
そんな忙しさを見越して、少し前に友人とランチの約束をしていました。
彼女とは、子どもの高校時代のPTA役員仲間。
もう20年ほど前に知り合いましたが、ここ10年ほどはほとんどご無沙汰。
連絡を取るのも、ふとしたきっかけでした。
思い返せば、あの頃はLINEなんてまだなく、メールとショートメールが頼りの時代。
お互いに電話番号を変えていなかったおかげで、
久しぶりにショートメールを送ったものの、返事がない。
「どうしたかな?」と思いつつ、忙しさにまぎれてそのままになっていました。
すると3週間ほど経ったある日、突然の着信。

「ごめんね、ショートメッセージに気づかなくて。子どもが見つけてくれて、慌てて電話したの!」
デジタル音痴なところ、全然変わってないなと、思わず笑ってしまいました。
「会いたいね」と話が進み、そこから10分もたたないうちに日程が決定。
昔からお互い即決タイプで、話が早い。
忙しくなる前に、ということで翌週のお昼にランチを入れました。

そして約束の日。駅近くのイタリアンで、昼からビールを片手におしゃべりスタート。
会うのは本当に久しぶりなのに、時間のブランクをまったく感じない。
まるで昨日も会っていたかのように、自然に話が弾みました。
この10年、彼女はいくつもの出来事を乗り越えてきました。
お母様を引き取り、実家を片づけ、ご主人を見送り、そしてご自身も2度の手術。
想像を超える年月を過ごしてきたはずなのに、彼女の口調は穏やかで、どこまでも前向き。
聞いている私のほうが元気をもらうほどでした。
「60代のうちに実家の片づけをはじめておいてよかったわ。
あっという間に母が一人暮らしできなくなって。
片づけを始めていたから、すぐに奈良へ母を呼んで。
まあ、そのあと割と早くに母がなくなって、その時には大事なものはほとんど奈良へもってきていたので助かった。
後は残りのいらないものを処分するだけだったし、うちも母を引き取るのにリフォームして片づけてたし。夫も助けてくれたし…
今の私じゃ、もう一人ではとてもできなかったと思うの」
そう言って笑う彼女の言葉が、静かに心に残りました。
奈良と名古屋を、いったい何往復したことか。
それもすべて電車で通ったというのだから、本当に頭が下がります。

気づけば場所を変えて、12時から5時過ぎまで、ずっとしゃべりっぱなし。
お互いの人生の波をくぐり抜けて、またこうして笑い合えることが、なんだか奇跡のように思えました。
別れ際に「また近いうちにね」と自然に口をついて出た言葉。
次はいつにしようかな?
会いたい人に会いに行く。
やり残していること、気になったままになっていること、ありませんか?
生前整理では、「やり残しリスト」を「やりたいことリスト」に変えていきます。
後悔のない人生はないけれど、
後悔の少ない人生は送ることができる。
──協会の言葉を、今日は少し実感した一日でした。
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