片づけ・生前整理・防災。
人生最期はドヤ顔で!
暮らしの道案内人 馬野邦枝です。

最近、Threadsで「喪服は縮む」という言葉が話題になっています。
しまっておいただけなのに、いざ着ようとしたら入らない。
思わず「わかる!」と笑ってしまった方も多いのではないでしょうか(笑)
サロンで出た「喪服が着られない」話
先日、サロンでもちょうどこの話になりました。
喪服(略礼服)が必要になりそうだったので、ご主人が持っていた喪服を着てみたら、小さくなって着られなくなっていた、というお話です。
喪服は、普段はクローゼットの奥にしまいっぱなし。
出番が来るのは、たいてい急なときです。
その日になって「入らない!」と気づいても、買いに行く時間はなかなかありません💦

(写真はイメージです)
「あと何回着る?」で選んだのはレンタル
そこで出た結論が、とても潔かったんです。
子どもさんたちもみんな結婚して、これから喪服を着る機会が何回あるかわからない。
だから今回は買い直さずに、必要になったらレンタルにする、と。
「あと何回着るか」で考える。
これは喪服だけでなく、洋服の見直し全部に使える考え方です。
年齢や暮らしが変われば、必要な服も変わります。
持ち続けることだけが正解ではなく、借りるという選び方もあるんですね。
「痩せたら着る」服は、痩せても着ない
喪服が縮むなら、クローゼットのほかの服はどうでしょう。
よく聞くのが「痩せたら着るから置いておく」という服です。
でも、本当に痩せたら流行の服が欲しくなるので、古い服はやっぱり着ないんです。
痩せたときのごほうびは、新しい服でいい。
そう思えたら、その服とはお別れしてもいいころかもしれません。
200着近くを手放したときの、私の基準
私が洋服の片づけでお伝えしている目安は、2年手を通していなかったら、手放してもいいかもと考えることです。
そのときに大事なのは、なぜ手を通さなかったのか、理由を考えること。
私自身、洋服を200着近く手放したことがあります。
そのとき思い当たった理由がこちらです。
・重い服
・ストレッチのきいていない服
・着心地の悪い服
・手入れが面倒な服
・素材とデザインが合わない服
最後の「素材とデザインが合わない服」は、たとえば真冬のふわふわニットなのに半そで、というような服。
若いころは、おしゃれだと思って着ていました。
でも年齢を重ねると、おしゃれよりも実用になってきます。
それでも、気づけば無意識にこういう服を避けていたんです。
クローゼットに残っていても、手が伸びない服には、ちゃんと理由があります。
理由が分かれば、手放すときも、次に服を選ぶときも迷いにくくなります。
基準を先に決めておくと、1着ごとに悩む時間がぐっと減ります。
それでも決められない服は、片づけの4つの分け方「いる・いらない・迷い・移動(思い出)」の「迷い」に、ひとまず入れておけば大丈夫です。

(写真はイメージです)
喪服の見直しは、生前整理と防災にもつながる
喪服の出番は、人生の節目のときです。
災害への備えと同じで、必要なときに、すぐ使える状態にしておくことが安心につながります。
そして「あと何回着るか」と考えることは、これからの自分の暮らしを考えること。
これは、生前整理の入り口でもあります。
今日からできること
ごちゃごちゃ考えるより、手を動かして一つから。
まずは喪服を1着、出して袖を通してみてください。
着られたら、ひと安心。
着られなかったら、買い直すか、レンタルにするか、今のうちに決めておけます。
人生最期はドヤ顔で!
今夜、クローゼットの喪服に、そっと袖を通してみませんか。

